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Rose Guns Days ローズガンズデイズ Chapter 3 “Dance celebrated with wicked Fireworks” -花火とダンスパーティ- 感想


Rose Guns Days ローズガンズデイズ
Chapter 1 “1974:Primavera” -プリマヴェーラ1947-
Chapter 2 “A big powerful tree of the 23rd city” -23番市の大樹-

※1 体験版を含めて、Chapter1とChapter2は主に世界観やキャラ紹介的な内容だった。
また、個人的にはChapter3からのお話が気に入ったので、Chapter2までの感想は割愛します。

※2 歴史には疎いので、見当違いのことを書いてしまうかもしれません。ガチな時代考証は苦手です。あくまで、作中の出来事についての記事となります。

Chapter 3 “Dance celebrated with wicked Fireworks” -花火とダンスパーティ-

お金を稼ぐということ

人間はね、することがないのが一番いけないのよ。
どんなにわずかなお給料であっても、勤労が出来ない環境が一番いけない。

マダム・ローズは次第に悩むようになっていったの。
大勢の日本人たちが不幸なのはどうしてだろうって。

 体験版をプレイして、”プリマヴェーラの誕生とマダム・ローズの物語”、”日本人の復興”がテーマになるのかなと読み取りました。Chapter3にて、21世紀の日本人はどうしたらいいのだろうかという問題提起を突きつけられました。戦争帰りの男性たちは、そう簡単に異文化を受け入れらない。異文化排斥。だから、働けない。女性たちは、生きる為に必死になって勉強している。働いている。男性の言い分、女性の言い分、どちらも間違っていないと思います。どちらの方がより辛い、しんどいと言い合ったところで何も解決はしません。何故、日本人は助け合わないのか。初見のときは、その通りだ! 日本人同士で団結してお金を稼げよ!!!って思いました。ただ、これって、プリマヴェーラにはお金があるから言えることですよね。そのお金はどこからきているのか。女性たちの夜のお仕事です。それが前提で話が進んでいて、今回、感想を書くにあたって違和感といいますか、何と書くべきか非常に迷いました。敗戦国とはいえ、日本人でも富裕層はいたと思うんです。この作品では、そういった層はどこに行ってしまったのでしょうかね。プリマヴェーラやその他団体、夜の女たちの仕事が認められ、連合体が形成されるまでには、どのような経緯があったのでしょうかね。

 家庭事情、人間関係のトラブル、身体的・精神的な病気、リストラ、就職難など様々な理由で学校に行くことができなくて、または働くことができなくて、ずっと家にいるってしんどいですよね。朝起きて、ネットで勉強するぞ!と意気込んだものの、息抜きで読み始めたまとめサイトが面白くて、気が付いたら夜になっていた日とか氏にたくなります。新生活シーズンで自分だけソコに取り残されたときは、自分は何で生きているんだろうと思いつめて、辛くなって、氏にたくなります。世の中で何かをするには、お金が必要です。お金を稼ぐ為には、学んで、働かなければいけません。でも、お金を稼ぐことができない。何もできない。人生、詰んでいます。生き地獄です。いろいろしんどいことばかりですが、お仕事をして、お金を貰う。そのお金で好きなことをやる。大切です。

日本人らしさ

英語が喋れてカネを持っているなら、彼らは誰とでも取引してくれるよ。資本主義万歳だからね。

その上、悔しいことにアメリカ人の商人の方が、同じ品を安く仕入れられるしねぇ。

より豊かな者がさらに豊かになり、貧しい者を駆逐する。資本主義の当然の原理だ。

中国から陸揚げされる大量の安価な商品は、すでに東京中を席巻している。

日本製品はアメリカ製にも中国製にも太刀打ちは出来ん。

 戦時中の愛国心の失敗の反省からか、日本人は贔屓をしなくなりました。お金の損得が優先されるようになり、資本主義へシフトしていきました。国際社会で通用する日本を目標に、世界を相手に戦ってきました。現実の日本も同じですよね。世界を見据えた戦略が中心となっていた時期がありました。その結果、賃金が安い他国の労働者を優先したばっかりに、日本では職に就けない人たちが増えてしまった。技術は他国に盗まれてしまった。日本製品はたしかに質が高いが、余計な付加価値がついている、または必要以上に質が高すぎて、価格競争に負けてしまう。売れなくなってしまった。

アメリカは、歴史の中で築きあげてきた資本主義による膨大な資金力が武器。中国は、大陸の大きさや国民力を活かした大量生産が武器。日本人の武器、日本人らしさって、一体何なのでしょうかね。奥ゆかしさ。謙遜文化。御恩と奉公といった労使の絆。うーん、この状況ではどれも役に立たなそう; 謙遜している場合じゃないですもんね。。。

同胞意識

学校で、先生が、教え子の1人にだけやさしくしたら、それはたしかに不公平なことアルヨ。
では、大勢の子供が飢えている中、親が我が子に食事を与えるのは不公平なことアルカ?

その時はその、……子供たちみんなに、食事を分けてあげて公平に……。

世界中に飢えた子供が大勢いるアル。心優しいローズサンの論法によるなら、日本人の子供はお米1粒くらいしか食べられないアルネ。
その世界中の大勢に目を瞑り、まず目の前の我が子に食事を与える。
これは贔屓でも何でもない。誰にも非難される謂れのない、当然の愛情アルヨ。
餓えた世界中の大勢の施しは、我が子に満腹をさせてから考えるべきことアルヨ。

 贔屓を執拗に嫌う日本人の国民性の方が、世界的には珍しい。愛情の施しには順序が、序列がある。これが、日本人にはない。日本って、贔屓が存在すると、それを全力で叩きますよね。出る杭は打たれる日本社会。まず、否定から入る。私自身もそういうところがないとは言い切れない、実際、昔はそうだったので、気をつけなければいけないと常々考えています;

 世界に潰されようとしているのに、日本人同士で潰し合っている場合ではないと訴えています。この考え方って、オタク文化の分野でも同様のことが言えますよね。例えば、昔はゲームソフトの人気がありましたが、現在は無料で楽しめるTVアニメやニコニコ動画のコンテンツの方が盛り上がっています。何時だったか、未成年の知り合いに理由を聞いたところ、ゲームソフトは高くて買えないが、TVアニメやニコニコは無料で楽しめるとのことでした。ゲームファンはネガキャンをしている場合ではなくて、若い世代に向けて、こんな面白いゲームあるんだぜ! といった活動で盛り上げて行かないと、ゲーム業界は衰退していく一方だと個人的には思います。業界人のツイッター炎上も同様です。長年どうやっても接することができなかった人たちが直接交流できる窓口を設けてくれたのに、実際に問題はないにも関わらず、捏造や言いがかりによって、批難するばかり。勿体無いなぁと思います;

互助の精神

アメリカ人だって中国人だって、みんなみんな、同胞のことを考え、助け合っていますっ。
なのに日本人だけが、同胞を無視して、お金のことだけで取引を決めている……。
外国人業者たちが安く仕入れられるコネクションって何ですか…?
それってつまり、……彼らの同胞同士の、助け合いに基づくものじゃないんですか…?!

日本人の業者がお金を稼げないから、どんどん日本人のお店が潰れていく。
その結果、日本人の雇用先もどんどんなくなって、日本人たちは仕事を失う……。
だから日本人はどんどん落ちぶれて、外国の人たちからは蔑まされるように…!

お父さんは私に、日本人であれって言ってた。どういう意味か、ずっと考えてたの。そしてわかったっ!
日本人であるっていうのは、日本人同士、助け合うってことっ!

日本中みんなが辛い時に損得勘定じゃなくて、助け合う気持ちを優先できなくて、どうして日本人なんて言えるのっ!!

日本人業者が潤えば、日本人を雇用するゆとりも生まれると思うの!
それが繰り返されれば、みんなは少しずつ豊かになっていって、……今より幸せになれるんじゃないかなっ。

……私たちは今の日本人の中で、成功している部類だと思います。
なら、自分たちだけのうのうと生きられればいいんですか?
住むところがあって、ご飯が食べられる! そんな当たり前を、大勢の同胞に、お裾分けするべきじゃないんですかっ。

 富める者の義務。ノブレス・オブリージュ。プリマヴェーラのお金で、地域活性化をしていきましょう、と。私は困ってないし関係ないからーって無視するのではなく、誰かの為に一生懸命になれる。皆にうざいと思われながらも、こういった決断ができるローズがめっちゃかっこいいと思いました。日本人だけに留まらず、バトラーにも協力を要請。バラバラな状態を結びつけて成果を出していく、奥ゆかしさ(深い心遣い)を活かして、和を繋ぐことに一生懸命になれる。愛国心が強すぎる中国人。資本主義なアメリカ人。これらを結ぶ存在。これこそが日本人らしさ、日本人の武器ではないでしょうか。

 ローズの理想を叶える為、それぞれの意思で動く仲間たち。ローズ自身も変わらずにはいられないでしょうし、ローズと仲間たち、また仲間たちの間でも衝突はあるかと思います。ここまで読んでようやく、ひぐらしでの”大石の刑事生活”、うみねこでの”新人司祭コーネリア”、彼岸花での”彼岸花の咲く前に”といったエッセンスを、ローズガンズデイズを通して描いてくれるんだと理解しました。ぶっちゃけ、Chapter2まで読んだときは、どうしようファン引退かしらと思うほど退屈でした。ローズがどのようにして成長していくのか。楽しみです。

2012/09/02 | ローズガンズデイズ , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

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