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Rewrite ルチアルート 読了


Rewrite ルチアルートを読了しました。

鍵っ子である竜騎士07さんによる、Keyっぽい竜騎士07作品。
個人的には大満足。めっちゃ面白かった!

以下、直接的なバレはありませんが、
頭真っ白でプレイしたい人は読まないほうがいいかと思われます。

竜騎士07.dll

 「おぉおおお」や「らめぇええ」で、ああ、これは竜騎士07さんのシナリオなんだなって分かりますよねw 前半はアサヒハルカの呪い騒動。コピー機での警告文、ガラスなどが割れる現象。超常現象なのか。人の犯行なのか。ここらの展開と演出がやっぱり上手だなぁと思います。引き込まれる。ひぐらしからのファンならば、誰かが意図的にやっていることだから解いてみてくださいというメッセージだと捉えるかと思われます。そう思った途端、疑わしいのはあの人なわけで。

 Rewriteではパフェのくだりがヒントになっています。口先の魔術師にまんまと騙されたちはやは、仲直りの為に頑張ってパフェを食べます。味覚嗅覚がないルチアは、甘くて美味しいものだと考えながら食べます。「何事も気の持ちよう、考え方次第」。ちょっとしたことで崩れてしまうささやかな日常を大切に、楽しく過ごす魔法。ひぐらしのレナやうみねこのベアト、彼岸花と竜騎士07さんの作品で扱われるテーマ。これに応用を利かせると、「いろいろ妥協しつつも、辛かった過去よりは穏やかに過ごせているんだから、ほじくり返さないで」ということなのかなと読み取ることができます。何でこんな怪現象が起こっているのか。犯人の意図を汲み取ってあげれば、自ずと答えは見えてきます。

 ルチアのデレ期。あんなに強かったルチアが女の子してる。メイドさん姿でご奉仕三昧、バスの中でバカップル。瑚太朗がドン引きするくらいに乙女な女の子。萌え殺される。魅音がデレたらこんな感じなんだろうなぁって思いました。男性女性問わず、真面目な人が恋愛に溺れていくこの感じ、たまらんです。KeyでいうならばCLANNADの智代を思い出します。レストラン後のルチア視点での王子様描写。これを描いているのが竜騎士07さん(男性)っていう。ひぐらしの目明し編といいうみねこのヤスといい、もうなんなの。本当は女性なんでしょww

鍵っ子 竜騎士07

 千年後の毒と錆の世界。永遠の孤独。滅びゆく運命。生きた証。孤独に生きるんだと強がっているものの、本当は寂しがり屋。誰かに必要とされたい。永遠の世界から始まった麻枝准さんの描く世界設定みたいですよね。世界設定だけでご飯3杯おかわりできてしまうレベル。パンピーとしてちょっとでも過ごしたい的な儚さ。ひまわり畑、挿入歌の演出。観鈴ちんを彷彿とさせます。

 千年の呪いを解くためにゴールした観鈴ちん。未練タラタラだけど、理樹たちとの思い出を胸に「もう十分だよ」と潔くサヨナラしたリトバスの沙耶。

 やっと掴んだささやかな幸せを手放したくない、生への執着が芽生える。でもこの時代に生きることで周りを不幸にしてしまうと泣き叫ぶルチア。ベアトリーチェの中の人が慟哭する姿を彷彿とさせます。

 麻枝准さんと竜騎士07さん。作家さんが違うだけでアプローチが異なる。面白いです。麻枝さんの美学だと、ひまわり畑でED突入、ちょっとだけエピローグで終わりだと思うんですよ。人生辛いことあるけど、それでも、これまでの人生を糧にして頑張って生きていこう、と。これまでのKey作品があったからこそ、ルチアルートが面白い。

女性的

 終盤は瑚太朗とルチアの壮大な痴話喧嘩。付き合って、相手の欠点がみえてきて、一方はそれを直せといい、一方はそれ込みで自分だと返す。作中の出来事はでっかい規模なのに、やってることはバカップルから覚めた後に衝突する問題っていう。例えば、同棲を始めてしばらくすると生活スタイルのいろいろであーだこーだって喧嘩するじゃないですか。そこで、お互いが妥協すれば喧嘩なんて起こらないんだけど、そうもいかない。絶対にこうだ!と言い切れる問題じゃないけど、一方が折れることの方が多いのではないでしょうか。するともう一方も落ち着いてきて、許しあう。そしてイチャイチャタイムが始まるみたいなw

 パフェの件といい、うみねこといい、大きな題材を分かりやすく喩えて説明するっていうところが竜騎士07さんらしい。インタビュー記事を読んでいても、難しい言葉を使わずに分り易く噛み砕いて説明するところが上手だなーって思います。挑戦的なところばかりがクローズアップされがちですが、とっても丁寧で誠実な人なのではないでしょうか。

 記号的な萌えキャラじゃない、男にとって都合がいい二次元女キャラクターじゃない、この生々しく面倒くさい女性を、男性作家が描けるってのが面白い。ルチアの面倒くささがリアルすぎる。終盤でのルチアの決心には思わず笑ってしまいました。罪滅し編終盤と同じだこれ! 笑っていいところまできてるんだ!って。(最近読んだ辻村深月さんでは、女性でもタイプがあって、確執とか妥協とか友情その他めんどくせえいろいろがうまいことまとまってて、男性には絶対描けない領域もあるなって思いました。例えば、こいつは男がいなきゃ生きていけないと軽蔑しつつも、自分がどん底だったときに助けてくれたっていう良い一面があるから嫌いになれない。微妙な距離感。男女間ではどうしようもない場合、こういった女性の知り合いが関与することで解決することもあるんだなって勉強になりました。)

 不幸だ不幸だと愚痴ってても仕方ない。やっちまったもんは仕方がない。気にかけてくれる人がいることが既に幸せ。辛くても生きていこう。竜騎士07さんの中での、ひぐらしの鷹野が本編後にこう生きていくんだろうなってのが垣間見えるEDでした。

此花の「此」
Key関係でどこかで見たことがある漢字。

「此/彼/方」
bit.ly/nbF0mH

一時期ヤフオクに延々と出品されてて、いつか買おうと思ってたのになくなってた。再販とかしないのかなー。

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