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彼岸花の咲く夜に 第二夜 第6話「復讐のアザミ」 感想


ひぐらし「困ったときは誰かに相談するんだよ!!!」

彼岸花「死ぬ覚悟があるなら、死ぬ前にやれること
なんていくらでもある。勇気を出して。諦めないで。
みんなに相談してみて。」

 ↓

親に相談しても庇ってくれない。
相談できる友達なんていない。
誰も相手にしてくれない。

どうしろと。

シフクノキロク | 彼岸花の咲く夜に 第7話 「ユートピア」 感想
http://rosb0919.mimoza.jp/higanbana/hgn0007/

榊由香里 VS カレー臭いマン、再び。
彼女が導きだした結論とは。

やり返す権利

「学校や通学路の途中に咲き乱れる、紫のアザミ
の花。……その花言葉は、復讐。」
「世は常に因果応報であらねばなりません。悪人
には報いを。善人には労いを。……しかし、時代
は変わりました。今や学校では、いじめっことい
う悪人が、何ら罰せられることなく青春を謳歌し
て卒業し。いじめられっこという善人が、生涯癒
せぬ傷を背負わされて、社会に放逐されていきま
す。………それは、天の摂理に反することで
す。」
「うふふふふ。……スミレ、人間は脅しても動き
ません。認め、肯定し、唆すのが何よりも最良な
のですよ。」

吉川正明はいじめられっこ。バレるのが恥ずかしいと思っていたが、いじめに遭っていると自覚したことで初めて悔しくなり、復讐したいと考える。ある日、いじめられっこにだけ見つけることが出来るという魔法のアザミを食べて、いじめっこになる。実際のところ、アザミを食べたところで実際は何の変化はなくて、気の持ちようなのかなって読み取りました。事実、クラスメートたちは何も変わっていませんよね。

アザミが言ってることは間違っちゃいない。でも、やられたからやり返すを実行してしまうから犯罪や戦争が起こってしまうわけで。これはほんと難しい。法律で罰せられる規模の大小云々ってのは置いといて、こうしましょうって唆すという「教唆」は立派な罪。いじめにあっているとき、いじめられっこはどうしたらいいものか。

ピラミッド構造

食われたお前の世界は暗く狭くな
り、食っていた奴らの世界はこんなにも明るく
清々しい

第2話「十三階段の死神」での「死にたくないから生きる」と似て非なるもの。第2話では、努力をしろ、足掻いてみろということ。第6話では、他人を蹴落としてでものぼりつめていくのが社会ということ。やるか、やられるかの世界。淘汰されたくなければ、淘汰しろという厳しさ。小学校はそれを学ぶ最初の場なので、言ってることは間違っちゃいないのだけど、うーん。他人を陥れることで手に入れた椅子というのは、脆くて座り心地が悪そう。フォローとして紅茶紳士の「気にしないことです」が付いているならば、そのままのぼりつめていくこともできそうですね。いつか、恨み辛みが原因で誰かに殺されそうですが。

閑話休題。いじめっこ→いじめられっこという一方通行の構造には納得。いじめっこをいじめ返した時点で立場が逆転、新たないじめですもんね。吉川は、いじめられっこの気持ちが分かるのだから、自分がされて嫌なことはやっちゃいけないよね。これまでの恨みだー!っていう悔しい気持ちもあるけどさ、いじめていて相手の顔を見たら、心が痛いはず。吉川が反撃したての頃、やり返してこなかったのは、悪気があったから。この段階ならば、お互いに謝って、まだやり直せたのかなーって。

余談。榊由香里は常にいじめられっこの味方。第一夜 第7話「ユートピア」の感想でも触れた私の体験談。暴力が半端なくて問題にもなったことがある某運動部に所属していました。私もボコられることが何度もありまして、ある日の放課後、体育館の隅で泣いていたら、バレー部の女の子が励ましにきてくれて。顔も名前も今となっては思い出せませんが、救われました。あのときの自分は吉川と同じく、他人から同情かけられることでいじめに遭っていることを受け入れたくなくて、彼女に酷い態度を取ってしまって。謝りたいです。本当にごめんなさい。嬉しくて号泣するぐらい、すっごく嬉しかったです。(嬉しいが二度続く謎の表現ですが、気にしないことです。)

被害者ぶった加害者

「ふっふっふ! 自分をいつまでも被害者だと思
っているからのぅ! 自分のことを被害者だと思
い込む加害者ほど、性質の悪いものはこの世にな
いのじゃ!」

何か辛いことが起こって、自分だけが不幸だと嘆く。他人が幸せに見える。だから、他人にも同じ苦しみを味あわせたい。誰もがこう思ったことあるのではないでしょうか。私もあります。恨み辛みを吐き続ける権利。行使する権利。権利はあるだろうけど、迷惑極まりない行為です。愚痴を聞いてあげるよっていう人もいれば、そういうの聞きたくないっていう人もいます。愚痴を聞くことで、自分は幸せなんだと心の中でその人を蔑む人もいます。

辛ければ凹むのは当たり前で、愚痴りたいのも当たり前。他人を批難、他人のせいにしたいのも当たり前。でも、誰かを傷つけることでは解決しませんし、そこから更に悪化するだけ。まずは人それぞれ他人に迷惑を掛けない方法でストレスを発散。より良い方向に進むにはどうしたらいいのか。プラスになるように考える。吉川の場合、幸いにも理解者である榊由香里がいるのだから。いじめられっこの先輩、由香里ちゃんガンバレ!

ババ抜きのジョーカー理論 2011

吉川は、調子に乗りすぎて、クラスメートに大怪我をさせてしまう。それが発端となり、日頃の恨みが爆発したクラスメートからフルボッコをくらう。金八先生の健次郎状態ですね、わかります。

何故魅音なのか?-『ひぐらしのなく頃に解』の本当の解-/
『ひぐらしのなく頃に』まとめ感想:ランゲージダイアリー – livedoor Blog(ブログ)
http://aiba.livedoor.biz/archives/50601680.html

作中で語られる、何か問題が起きたときに必ず責任者/罪人を仕立て上げてつるし上げることでバランスを保とうとする現代の社会、竜騎士07氏がスタッフルームで解説してるように、常に「敵」を作り続けることでしか団結できない現代の世界情勢/現代のバトルもの創作作品。そういう何もかもジョーカーに押しつけて攻撃することでしかバランスを保てないババ抜き的風土に対して、そうじゃないジジ抜き的世界はあり得ないのか?と疑問符と希望を提示してるのがこの『ひぐらしのなく頃に』という作品なのだと思います。

「……いじめってさ。ババ抜きのジョーカーに似
てるよね。」

「最初、君がいじめられてた。いじめのジョー
カーを渡されてた。そして君はいじめっこになっ
て、そのジョーカーを彼らに渡し返した。……い
じめを止めろと、言うだけなら容易い。でも、止
めたら、ジョーカーを持たされた子は、どうすれ
ばいいの。………いじめられて悔しい悲しい思い
をしたまま、ひっそりと我慢して生きていけなん
て、誰に言う権利があるっていうの。」

「誰かがジョーカーを押し付けられなければいけ
ない。当然、誰もジョーカーなんか受け取りたく
ない。……人間は誰だって、幸せに生きる権利が
あるんだよ。……誰にだって、ジョーカーを受け
取り、抱え込まなければならない義理なんてな
い。」

いじめが一度発生してしまうと、ジョーカー「いじめられる権利」の押し付け合いが繰り返され、いじめはなくならない。なら、いじめが生まれない世界を生み出せばいい。どうやって? 現在、既に発生しているいじめはどうしたらいい? → いじめに対してのいじめを宣戦布告することで相殺する。これが榊由香里の結論。ジョーカー「いじめられる権利」を自ら握り、覚悟を決める。出る杭は打たれる。新しいことをやろうとすると潰される。でも、彼女自身がいじめで潰されない限りは、第三者へのいじめは発生しない。喩えるならば、いじめを唆してきたアザミとスミレの思い通りになるもんか!というささやかな抵抗。榊由香里による、いじめを蔓延させる概念である彼女らへのいじめでしょうか。いや、いじめではなく、宣戦布告。喧嘩といった方が適切なのでしょうか。

作中で語られている通り、長くは続かないですよね。でも、吉川のように同調してくれる人が増えれば増えるほど、続いていくのかもしれません。誰かがいじめられる覚悟を持ち、統治することを決意。仲間を増やして組織を作っていく。ジョーカー「いじめられる権利」を分かち合う。これが「彼岸花の咲く夜に」における結論なのかなと私は思いました。

うまいことまとまらなくて、私が何を言いたいのか分からんかもですが。アホな私なりに考えてみました。落ち着いたら書き直すかも。

吉川の由香里への台詞が、愛の告白以外の何物でもない。
由香里はどういった男性がタイプなのかな。。。w

次が最終話かしら? いくぞおおおおおおおおお ((((((((( =w=)

関連CD
■彼岸花の咲く夜に Original Sound Horror… 愛しを渡るは黄昏ぞ/Spider Lily
http://c81.mgraveyard.com/

■雪は舞い花ふるこの夜
http://www.geocities.jp/preholder_137/yuki/yuki.html

■彼岸花の咲く夜に xakiイメージ曲集【Lycoris】(リコリス)
http://www.peidollspear.com/lycoris/

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