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彼岸花の咲く夜に 第二夜 第2話「十三階段の死神」 感想


第1話「お月見会」は、
全話を終える頃には理解できるのかなと思ったので、
この段階では割愛します。いろいろと妄想はしてみたのですが、
的外れになりそうですし。それはそれで面白いかもですがw

十三階段。
13階段(じゅうさんかいだん) – 日本語俗語辞書
http://zokugo-dict.com/12si/13kaidan.htm

13階段とは戦後の処刑台の階段の段数からきた言葉で、「処刑場」を意味して使われていたが、後に「絞首刑」「死刑」といった意味でも使われるようになる(註:現在の処刑台の階段が13段かは不明)。

13階段は極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)で東条英機元首相を含むA級戦犯7名に死刑が宣告~執行された1948(昭和23年)に普及。2001年には高野和明が『13階段』というタイトルで小説を発表(第47回江戸川乱歩賞受賞)。2003年には反町隆史、山崎努、笑福亭鶴瓶、田中麗奈出演による同小説の映画化もされている。

義務教育を強いられているんだ!(集中線)
相馬あやは無気力な女の子。自分が生きる意味や価値を考えてしまうお年頃。

人間は、誰も彼も、何の存在価値もないのだ。
そして私たちは学校で、何の価値もないことを
延々と教えられている。

彼女、入学前はきっと希望を持っていたと思うんですよね。社会に出る為の最初の一歩である義務教育の小学校では、優劣を嫌というほど思い知らされます。出来る人は出来る。容姿や性格が優れた人がチヤホヤされる。何らかのカタチで誰もが経験あるはず。自分という存在に嫌気が差してしまい、自分にも世界にも、そして繰り返される毎日にもうんざりしてしまう。

学校ではノートを取らずにぼんやりしているだけ。休み時間は机に突っ伏して眠っている。それなんて高校二年の頃の俺?と思った。高校2年まではそれなりに成績はよかったんですよ、私。進研ゼミとか取っちゃって予習とか頑張ってた。でも、何時からか、だから何なのって思うようになって。お昼休みは親友たちと「何が楽しいんだろうね、高校って。辞めたい。」といった愚痴ばかり言っていました。部活やアルバイト、恋愛で楽しそうな他の人達が羨ましかったのかなと今となっては思います。土曜日の午後のゲーセン通いや、親友の家でひたすらNEO-GEOのゲームをプレイするのが楽しみでした。正に作中表現の「繰り返される死体のような日々」でした。(小学校中学校までは顔馴染みがいて、人間関係で好き嫌いといったことは多少はありましたが、毎日がすっごく楽しくて。家から1時間近くかけて通う高校に進学して、独りぼっちで心細かったのかもしれません。アラサーになった現在では流石に社交性が多少は身につきましたが、当時はほんと人見知り激しくて。だから、だんだんと暗くなっていったような。。。と自己分析。きっとそんな感じ。)

窒息し掛けながら、希薄な意識のまま、
緩い頭痛に彼女はずっとずっと苛まれ続けている。

相馬あやは、もしかして運動不足で具合が悪い? 心が窮屈なのかなと読み取りました。私は物事を深く考えすぎて勝手に頭痛を発動、その居場所が窮屈に感じてきて息苦しくなる厄介な性格なので、似たようなものを感じました。

イザナミ

イザナギとイザナミのお話(黄泉国・古事記)
http://bit.ly/u3O7hu

■イザナギが黄泉の国から逃げ帰るとき、追いかけてくるイザナミや黄泉の国の魔物に、身に着けていた「くし飾り」や「くしの歯」を投げ捨て、ぶどうや、タケノコにかえて、それを魔物たちが食べているうちに黄泉の国の入り口までたどり着きました。最後に黄泉比良坂の下に生えていた3つの「桃」を投げつけると、ついには魔物は退散しました。
⇒今も、黄泉比良坂には一本のヤマモモの木があります。

序列第2位。13階段のイザナミ。クソ落ち目なヤツが大好物。本来名前はなかったが、どっかの誰かが黄泉津大神のイザナミの名を与えてくれたとのこと。誰だろう? イザナミの世界では、0時がタイムリミット。毎日ちょっとずつ時間が増えていく。彼は絶対に走らない。早足。逃げ続ける限り、命は奪わない。但し、学校を休むことは許さない。

「いいかァ。俺は夢じゃねェ。現実だ。俺をしっ
かりと見てろ。目を逸らすな。生き延びたかった
ら、死に物狂いで逃げまくって、お前の悪足掻き
を見せてみろ。」

この時点で、良いヤツなんじゃね?ということに気付きました。人生とは?意味?価値?なんて難しいことを考えていないで、現実の自分を見ろ。今のままではこれからの人生やっていけないぞ、と。彼のゲームは、とってもシンプル。簡単に思えることでも、実際にやってみると難しい。やっていくことで何が難しいかを学ぶ。ここをこうしたらいいというコツを学ぶ。やらなければ、コツを学ぶということさえ分からない。生きていく上で様々な出来事があり、その度に勉強していきます。このゲームは、挑戦するときの心構えを教えるという大切な授業。イザナミと名付けた人はおそらく、身に着けていた「くし飾り」や「くしの歯」を捨てたことで救われた生徒なのかなーなんて思いました。それとも、桜田みちるが、救われた生徒のエピソードを知って、彼女好みの物語に仕立て上げたのかもしれません。

十三階段、死神、四十九日

四十九日》49日とは・挨拶・法要・お布施・香典・お供え・服装・お返し・花
http://www.jp-guide.net/manner/sa/49-nichi.html
「……どーせ、……俺なんて、勉強も出来ねぇ
し、取り得なんか何もねぇ。……生きてたって何
の意味もないクズなんだ……。クズはクズらしく
淘汰されろっていう、神様の思し召しなんだ。…
…俺みたいなクズは、生まれてきた時点でもう、
何かの間違いなんだ…。……でもよぉ、そんなの
あんまりだろぉよぉ……。ぅおぉおおおぉおぉ…
…、ひっく、えっぐ……!!」

四十九日という設定がこれまた憎い。今のおまえを殺してやる、四十九日後のおまえは新たな人生を歩むってことでしょ。格好よすぎでしょ。もー!

相馬あやは、イザナミ被害者の仲間である小太りな大里先輩と出会う。イザナミは、クソ落ち目なヤツが大好物。何もしなきゃ淘汰される。ならば、クソ落ち目なじゃなくなればいい。何かをすれば淘汰されないと彼女は気付く。退屈で死にそうな灰色の日々。無意味で無価値な、灰色の世界。そこに本当に儚くて小さいけれど生きる希望を見出す。授業の時間割のヒントを教えてあげる彼岸花さん。頑張っている人にはほんと優しいね、彼岸花さん。

私はやれる、生き残れると希望に満ちた相馬あや。休み時間に走ったら、もっと時間が減るんじゃね?と気付いたことで自主練を開始。「「「さよーならー!!!」」」→ドーーーン→『サボンの花』の流れがたまらん。

給食を残さなくなった。眠れるようになった。前ほどマラソンが苦手じゃなくなった。楽に走るコツを身につけた。体力を温存できるペースを見つけた。生き延びる為に努力を惜しまず、振り返らず、前だけを見て、黙々と走る。

ここらの描写にはすっごく共感しました。前述した通り、私は厄介な性格なので、ストレスが溜まりやすくて。20代後半から、本当にやばいなって思ったときは走ることにしています。仕事で嫌なことがあってどうしようもなく息苦しくて頭が痛いとき、走って走って、ひたすら走って。しんどくなってくると、頭の中カラッポになって、悩んでたこととかどうでもよくなってきて。走ってて呼吸が苦しいことに比べたら大したことじゃないと思って。走り終えたあとは地べたに横になって、空が綺麗で。気持ちよくて。また頑張ろうって思えます。単純ですかね、私w

死にたくないから生きる

「走る時は頭をカラッポにしろ。走ってれば頭が
カラッポになる! 下らねェことを考える暇があっ
たら、ガンガン走って頭をカラッポにしろィ!
俺のやさしいやさしい申し出を蹴りやがったん
だ。こうなりゃとことん付き合ってやらァ。49
日間、バッチリ俺から逃げ果せてみやがれ
ェ!!」
頑張って辿り着いた、今日。
それを絶対に無駄にしない。

絶対に、……生き残ってやる。

生きていく方法を学んだ後は、学業や仕事等にて、次の節目へ目標が定まっていきます。その目標を達成するまでの過程では様々な困難に直面します。自分の至らなさ、人間関係、社会的立場。挫折のトラウマ。いろいろあると思います。カラッポにしろというわけじゃないですが、今、その場に自分が辿り着くまでに歩んできた日々、環境を無駄にしない為にも、信頼してくれる仲間の為にも、何かを犠牲にしてでも全力で駆け抜けることも必要なのかなって思います。誰かに嫌われてしまった。目標を成し遂げる為に健康を犠牲にしてしまった。給料が下がってしまった。でも、自分の中で一番大切なモノは守り通した。貫き通した。失敗したら、またやり直せばいいのかなって。(※後戻りができないような大規模の決断を想定して書いていません。そこだけ注意ですよ!)

黄泉比良坂にあるというヤマモモの木。
旧校舎と新校舎それぞれにある木。
設定的に繋がりがあるのかなー。どうなんだろうー。

眠いけど3話いっちゃううううう c⌒っ゚Д゚)っ

関連CD
■彼岸花の咲く夜に Original Sound Horror… 愛しを渡るは黄昏ぞ/Spider Lily
http://c81.mgraveyard.com/

■雪は舞い花ふるこの夜
http://www.geocities.jp/preholder_137/yuki/yuki.html

■彼岸花の咲く夜に xakiイメージ曲集【Lycoris】(リコリス)
http://www.peidollspear.com/lycoris/

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