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彼岸花の咲く夜に 第7話 「ユートピア」 感想


ユートピア。
何かの犠牲の上に成り立つもの。

個人的には、ユートピアに限らず、あらゆるものが
何かの犠牲の上に成り立っているのかなと思います。

冒頭。自分の意見を周囲に理解させる能力が欠落した少女が自殺を図る。6話の後にこれを持ってくるという構成。綺麗事で済ませず、いじめ問題の本質について書きますよ宣言だと受け取りました。

学校で学ぶべきこと

「私、……何で、こんな学校生活してんだろ…
…。」

学校って、何のために通うところなんだろう。

「死んでは駄目です。お願いだから、自殺すれば
救われるなんて、考えないで…。」

学校は、死ぬような辛い思いをしてまで通うべきものなのか。

学校は、社会に出たときに自分がどう立ちまわるかを学ぶ場所だと私は思います。ぶっちゃけ算数や理科が役に立ったことは一度もありません。国語や道徳の授業が大好きでしたが、好きだっただけで、学校生活で役に立ったことは一度もありません。オタク気持ち悪いっていじめられたぐらいです。ガキの頃は自分の意見を周囲に理解させる能力が足りなかった俺等オタク連中、今では立派な大人に育ち、オタク文化が浸透、大ブームじゃないですか。ジョジョきもいわーガンダムきもいわーエヴァきもいわー言ってた連中は俺等オタクの心を蔑ろにしたことを土下座しろ。そして、俺等もうまいこと魅力を語れずにすまんかった。。。パンピーグループは、俺等を見下すことで優位に立つ。オタク連中は、パンピーのリア充っぷりを妬みつつ必死に趣味充していた。お互いに歩み寄ることができる人達がいたのは、私の学校生活では唯一の救いだったのかもしれません。悪いやつだけじゃなかった。ロマサガ2を競ってプレイしてくれてありがとう。

学校で失敗、いじめにあったとしても、自分が逃げずに諦めない限りは、やり直すチャンスは幾らでもあります。生い立ちなんて人それぞれ。選べません。そこは仕方ない。でも、付き合う人を変える、場所を変える(引越しをする)ことはできるはずです。逃げてばっかりだと逃げ癖がついちゃうので、どうしてもってときの最終手段として考えるべきだと私は思います。最後の手段があるだけで、踏ん張れると思うのです。

中学生の頃、暴力が半端なくて問題にもなったことがある某運動部に所属していて、自分が犠牲となる日がいつくるのかと怯える日々でした。やるかー!って部室のドアを開けたら、誰かがシメラレテル最中→巻き添え。ジャイアントスイング投げっぱでロッカーに激突して前歯が折れたヤツがいた、雪の中に石が仕込まれていて、当たったら流血もの。病院に運ばれたやつがいた。本気で殺されるかと思う日々でした。それでも、あと○年なんだから頑張ろうぜって言い合えた仲間がいたのが嬉しかったです。

私みたいにビビリ、小心者ならそれはそれでいいと思うんです。社会に出たらどうやって生きて行くのか。自分のどこが武器になるのか。自分のどこが欠点なのか。それらを見極める為の場所が学校だと思います。○○デビューとかよく言うじゃないですか。○○デビューする為の準備期間だと考えれば、何を準備するんだ?っていうところから、いろいろやるべきことが見えてくるかと思います。

いじめられたらどうすればいい?

“やり返すと、相手はもっともっとやってくる
よ。”

“反応しちゃうから、相手が面白がるんだよ?”

“無視しなさい、無視。そうすれば、いじめられ
なくなるから。”

難しいですよね。一度マジギレしてボコボコにしてやれば収まる場合もあれば、炎上してしまう場合もある。クラス規模の集団いじめのときは、無視をして我慢がベターなのでしょうか。我慢したからといっていじめはなくなるわけではないですが。

ひぐらしで「困ったときは誰かに相談するんだよ!!!」と教わり、彼岸花でもたびたび出てきましたが、「重いわ」って拒絶されること、上記のように適当なことを言われるだけで何の解決にもならないことが多いです。拒絶されるとそこで更に凹むっていう。なので、結局は一人で戦うことが多いのではないでしょうか。

榊由香里は強い子。母親が交通事故で他界、父親が元気を失って陰鬱な空気が伝染しても負けなかった。立ち直った。いじめの原因となった服装や匂いにも気をつけるようになった。いじめに反応しないように徹底した。由香里がこんなに頑張ってるのに、それでもいじめられる。いじめる側にその頑張りを分かってもらえるわけもなく、またいじめが当たり前の行為、許されるという環境では無意味です。

いじめの習慣化

「人間は、常に自分が不安になる生き物です。…
…自分が、誰かに劣っていないか、常に気にして
いないと不安になる生き物。」

「そんな気持ちになった時。………身近に、自分よ
り劣った人間がいてくれて、自分が劣ってないこ
とを実感させてくれたなら、……心も満たされ
て、落ち着くんじゃないでしょうか。」

何故、いじめが習慣化してしまうのか。作中で語られている通り、それぞれが抱える不安の解消材料としての「いじめ」が大半なのではないでしょうか。いろいろがうまくいかないからといって、誰かにそれをぶつけていいかというと、いいわけもなくて。でも、それを理解できない、ぶつける場所が分からない。だから、学校裏サイトがあんなに流行るのでしょうか。匿名だから何しても許されるってもんではないと私は思いますが。

いじめられっこ仲間

 私にはわかる。
 こんな、誰も助けてくれない時に、それでも助
けてくれる誰かがいてくれたら。

 そんな気持ちが、私には誰よりもわかる。

「上ばかりみていても、羨ましいだけできりがな
い。それよりも下を見て、自分が如何に満たされ
ているかを気付きなさい、って。」

7話ではいじめ加害者、いじめ被害者、いじめ傍観者に加えて、同じ境遇の毬枝と大住玲子が登場します。仲間というといろんな意味で違うかもですが、辛さを分かってあげられる人の存在、また同じ仲間が頑張る姿というのはとても励みになりますよね。

いじめは集団社会における序列の確認行為。いじめられっこ側の仲間意識は、下をみて自分がマシな方なんだと確認する行為。一緒に頑張ろうね!的な綺麗事を並べても、安心感を得るという自己満足。私は中学時代、これに助けられました。だからめっちゃ分かる。あと、うちの母親が、何か不幸があるたびに「下を見て云々」と語り出します。その考え方が大嫌いなのに、染み付いてしまいました。。。;

「私は決めたの! いじめに怯えるのは、もう止
めた! 自分がいじめられたくないから、誰かが
いじめられているのに見て見ぬふりをするなん
て、もう絶対しないのッ。」

 クラスで誰か一人が必ずいじめられていなくて
はならないという、おかしなルール。

 いじめが目の前にあって、許されているという
事実。それを、絶対に許しちゃいけないんだ。

「戦おう。いじめと。」

「いじめには、穀然と嫌だとはっきり言おう?
そして、とことん無視してしまおう? 私が助け
る。いつも一緒にいてあげる。だから、もう。…
…一人で苦しまなくていいんだよ。」

「みんなが楽しければ、いじめはあってもいい
の?! みんなが楽しいかどうかなんて関係ない
の。誰かを悲しませてしか成立できない世界を、
私は認めたくないのっ!」

 ↓

「だから、イ ジ メ ノ 楽 シ サ を、
知らないんだね。」

 

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

夕暮れ、帰り道で豹変&伝統の持ち上げて落とす!
定番となったお家芸ですな。
もー! ゾクゾクしたわー。もー!

.
.

三隅麗、大住玲子改め、夕闇のスミレさん。顔芸パネェっすわ。何も顔芸してなくても通常のロリ絵の表情だけで余裕でこわかったわー。マジキチで理解しようと思っても全然できなくて、葉の雫みたいで。怖かったわー。もー!

という冗談は置いといて。いじめが蔓延する問題を妖怪の仕業にした。ここが竜騎士07さんなりの優しさだと捉えました。スミレの
「いじめられたくなかったら、私をいじめろ。」発言。これも、立派ないじめ。無茶言うな。

ひとりぼっちのいじめられっこ
に、一体、何が戦えるというのか。

 → 集団でレイプまがいの行為されたら叶うわけがありません。この事態は流石に手遅れです。なので、彼岸花さんが出動。お掃除。自分が暴走しているようで、実際は皆の暴走を食い止める役回り。ストレス溜まっているんだろうなぁ; だからこそ、自分のことを心配してくれる毬枝が好きなのかな。

「強く生きて。死んで咲く花など、ありはしない
のだから。」

フルボッコにされても逃げずに立ち向かった毬枝さん。彼女の姿があったからこそ、由香里はこれからの人生を強く生きていけるんだと思いました。いじめられっこ、いじめられっこを助けようとする人に読んでもらいたい作品です。何かあって凹みそうになったら、『サボンの花』を聞いて毬枝さんや由香里を思い出して頑張って生きようと思います。

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