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ダーク・フェアリー Don’t Be Afraid of the Dark 感想と考察


ダーク・フェアリー Don’t Be Afraid of the Dark
を観てきました。

電車が運転見合わせで帰れなかったので、なんとなく。
水曜日の勤務後は流石に眠いなぁと思いつつも観始めて、
OPの映像と音楽に惹きこまれ、気が付いたら夢中になって観てましたw

個人的には、ここ数年で一番面白いと思った作品でした。
世間では酷評だった「SUPER 8」が大好きなので、あまり参考にならないかもですが;;

映画 ダーク・フェアリー – allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341227

絶対に封印を解いてはいけない借りぐらし中の隣のチャッキー in 六軒島(生贄もあるよ)みたいなっ! ホラーとして怖いの当たり前。取り扱うテーマが「妖精」だけに、心理描写はとても丁寧。洋館の外観と庭、洋館内の3箇所が主な舞台。前半は色鮮やかな場面が多め、終わりに近づくにつれ、暗い場面が多くなっていく。サリーが心を開く場面では色がつく、灯りがともる演出が印象的でした。

ホラー場面がいちいち怖くて。ああ、アレがまた来るって分かってからの焦らしがまたいやらしい。映画館でやっちゃうと恥ずかしい「ビクッ!!」ていうのを何度もやってしまいましたww

サリーの父親であるアレックスは、お金と、再婚も考えている女性「キム」とのより良い関係を築く為、引き下がれない状態。いろいろと必死。娘のことを気遣ってあげることができていない。そんな彼からは、娘が何をしても、何を言っても信じない。グズっている、反抗としか捉えない。中盤までは、あいつらはサリーにしか話し掛けてこない。姿を見せない。複雑な家庭環境からの精神的なモノ、大人になったら視えないファンタジー・魔法といったテーマと、誰も信じてくれないことでどんどん追いつめられていくホラージャンルが融合。竜騎士07さんの「うみねこのなく頃に」ファンならばめっちゃ楽しめるはず。

物語は終盤まで進む。結局、サリーはここまでほぼ無傷。ホラーって、こういうところ都合がいいよねって少し不満に思いつつもラストへ。この声はなんぞ? え???って考えてるうちにスタッフロールへ。オチで鳥肌が立ちまくり!!! 全く予想していなかったので、これは本当に驚きました。綾辻行人さんの「十角館の殺人」レベルの驚き。

以下、私なりの考察。

キムが、あいつらの仲間的なポジション、または主犯だったと解釈しました。ラストのあの声を聴いた後に、真っ先に終盤の出来事を整理してみました。キムが階段から落ちて気絶 > サリーがやってくる > キムは放置 > サリーを引きずり込もうとする。観ているとき、何か不自然だなと思いました。何故、キムを食べなかったのか。あいつらは長年閉じ込められていたはずなので、空腹だと思うんですよ。子どもではないけど、空腹状態で我慢ができないはず。本来ならば、真っ先にキムを食べるはず。映画冒頭でのブラックウッドのとき、最終的には彼自身も食べられてしまいました。大人を食べないというわけではありません。冒頭でもう一つ気になったこと。メイドの出番のみで、妻は一切出て来なかった。妻はどのような女性だったのでしょうか。

ここまで考えて、本編中のキムの台詞を思い出しました。落ち込んでいるサリーに鯉を見せて語り掛ける場面にて、「鯉は綺麗。強い。沼の底にいても目立つから、強く生きなきゃいけない。貴方も、ね。」的なことを言っています。励ますにしてはやや的外れ、不自然だなと思っていたので、オチを見てすぐに結びつきました。これ、あいつらのことを語っていますよね。

キム自身もあちら側の存在なのか、それとも人間としてあいつらの仲間なのかは分かりません。冒頭でのブラックウッドのとき、そして本編のとき、彼女は同じような役割だったのかもしれません。ブラックウッドの時代から仕えていた(のでしたっけ?)ハリスは、キムを見ても取り乱すことはなかった。なので、同じ姿ではなかったのかも。または、ハリスもグルだったのかも。ブラックウッドの8歳の息子がハリスだったのかもしれません。「オレは何も喋っていない」っていう台詞の真意も気になるところです。

本編中のキムの行動は、全てが茶番なのでしょうかね。バツイチの男性と子どもを女で釣って、食べる。ただそれだけではないような気がしました。食べたかったら、あんなことせずにとっとと襲えばいいですし。何らかの理由がある。子どものことをちゃんと考えていない男に対して罰を与えることで、大切な存在のことを気付かせる。子どもに対して恐怖を与え、生き残る強さを発揮させる。こう捉えたら、ただの悪いやつでもないんだなって思えてきました。キムがサリーのことを本気で心配する場面、あれだけは疑いたくはありません。

アレックスが、サリーのことを大切に思った。これが契約破棄の条件だったのかもしれません。もし、最後までアレックスがサリーのことなんてどうでもいいわーって思っていたら、より凄惨なバッドエンドだったのかもしれません。

思いついたことを適当に書き綴ってみましたが、ぶっちゃけ合ってるかどうかはどうでもよくて、
こう考えさせられる余地があるってことがすげえ!!!って思いました。いい映画でした!

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